スポンサーリンク
イタリア旅行記②はカプリ島の名所、青の洞窟を訪れた時の事を書きます。
個人的に、結構ハードルが高いと思ったので、今後行く予定の人のちょっとでも参考になればと思います。
VELTRAのオプショナルツアーを申込み、ナポリから参加しました。
カプリ島のツアーはだいたいローマかナポリ発のどちらかが主流です。
ローマからだとバスで2時間~3時間かけてナポリまで来て、ナポリ参加の人とナポリの港で合流のパターンが多いようです。
スポンサーリンク
【集合場所に注意】
ナポリの港、モーロベベレッロ港。
結構広いです。
お土産屋さんもちょこっとあります。
まずここで注意が必要なのは、集合場所が「モーロベベレッロ港」としか書かれていない場合。広い港でたくさんの観光客でひしめき合っている中、具体的にどこに集合したらいいのかさっぱりわかりません。
モーロベベレッロ港集合のツアーに2日間連続で参加したのですが、どうやらスナックバー「PICNIC」という小さいカフェの前でほとんどのツアーが集合しているようでした。
ツアーの旗を掲げていないガイドさんもたまにもいるので、集合時間近くになったら、スナックバー前付近でうろうろしている人に話かけてみるといいと思います。
無事にガイドさんに会え、ローマ参加の人達と合流。合計7人でのカプリ島ツアーでした。
ガイドさんは日本人女性とイタリア人女性の2名でした。
集合してまず注意事項があります。
【ガイドさんからの注意事項】
①カプリ島への高速船に乗船したらすぐに、お手洗いを済ませる。(長くて2.3時間行けない可能性あり)
②カプリ島が近づいて来たら、すぐに下船できるようにデッキの辺りで待機する。
③下船後は、青の洞窟前まで行く為のモーターボート乗り場へ急いで行く必要がある為、なるべく急いで乗り場付近まで移動する。
④とにかく時間が読めない為、いろいろな事がその場の状況次第になる。
大きくはこの4つです。
洞窟前まで行くモーターボートがうまくおさえられるかがわからないらしく、カプリに着いたら急いで乗り場まで行く必要があるようです。
この船をおさえる順番で、洞窟前で待つ時間も変わってきます。
というわけで、まずモーロベベレッロからの高速船に乗り込みました。
デッキから船内に入ってすぐのところにお手洗いがあったので、入口付近の席に座りました。
カプリ島まではだいたい1時間くらいです。
水上バスみたいな感じですが、結構揺れました。そして、窓際はわりと暑いです。
思っていたより揺れた為早々に酔い止めを飲みましたが、乗り物に弱い私はだんだん気分が悪くなってきている事を自覚します。
【カプリ島到着】
カプリ島に到着後、言われた通り、モーターボート乗り場を目指して急ぎます。
カプリの街並み。色合いがとてもカワイイですが、じっくり見る余裕がないので景色を横目に急ぎます。
個々に移動しましたが、7人無事に素早く移動が済み、早々に船をおさえる事ができました!おそらく、この船の手配の為にイタリア人のガイドさんが必要なのかと思われます。日本人のガイドさんもイタリア語ペラペラでしたが、船の手配は難易度が高いようです。
【船酔いとの戦い】
いざ、青の洞窟目指して出発!
乗り合いのモーターボートは、おそらく20名くらい乗っていたかと思われます。
屋根がある席をゲットできたので、日差しがかなり強いわりにそこまで暑くなかったです。
着いたばかりのカプリの港を一旦離れます。
30分程乗ると洞窟入口付近に到着です。
洞窟を前にテンションが上がりますが、ここからが戦いの時間です。
この日はお天気はとても良かったのですが、波がやや高く、洞窟内に入るのに時間がかかる為待ち時間はおそらく長くなるだろうと言われてました。
ここに着いてからの待ち時間は、長くて2時間だそうです。
思うように酔い止めが効かず、グロッキーさがどんどん増してきていた私にとっては、ものすごく長い時間に感じました。
「気分が悪い人は海に戻して下さい」と言われましたが、さすがに周りの人に悪いので耐えます。
吐いた方が楽になるけど、、と葛藤の時間が続きます。
洞窟の前には待機しているモーターボートがとてもたくさんいるのですが、洞窟へ入る順番はカプリの港を出る際にきちんと管理されているようです。
ただ、ぱっと見自分達が何番目なのかは全くわかりません。
超絶グロッキーな中、半ば祈るような気持ちで待っていると、ガイドさんが「次の、次の、次が私達の船の番ですよ」と教えてくれて、希望の光が差し込みます。
【世にも美しい青の洞窟】
洞窟前に到着して約1時間半後、ようやく順番が来ました。
洞窟内へは手漕ぎボートで入ります。船上からそのまま乗り換えです。予め船頭さんへのチップ(1ユーロ)を握りしめ、いざ乗り込みます。
(チップは必要ですが、危ないので船頭さんの前でお財布は出すなという注意を受けました)
ボートは6.7名くらいの定員で、若干濡れていたりするところへ直座りなので、汚れても良い服装で、乗る時に大変なので短いスカートも避けた方が良さそうです。
私達の船の船頭さんはこの人でした。
タイミングを間違えると洞窟入口で頭から水をかぶる事になるので、船頭さんのテクニックがとても大事です。
いよいよ中へ! キレイなブルーです!グロッキーも吹き飛ぶ美しさ。
あっという間でしたが、目に焼きつく鮮やかなブルーは感動の一言に尽きました。
当たり前ですが、実際は写真で見るよりはるかにキレイです。
苦難(?)を乗り越えて見る価値はありますね。
洞窟を出たら、また元のモーターボートに乗り換えてカプリの港へ戻ります。
【再びカプリ島到着】
ツアーにランチが付いていたので、港から今度は車に乗り換え高台のレストランへ向かいます。
レモンの木に囲まれた見た目もとてもカワイイレストランです。
テラス席からの眺望も素敵でした。
ランチはコースで、リゾット、魚のムニエル、付け合せの野菜、デザートとボリュームまんてんでした。
シーフードリゾット、とってもおいしかったです!
グロッキーから立ち直りきれてなかった私は完食できませんでしたが、どれもこれもおいしくてツアーに付いている食事と考えるととてもお得でした。
洞窟に入るのに結構時間がかかった為、ランチ時間も慌ただしく、コーヒーを飲む時間はないとの事で、食べ終わったらまた急いで港へ引き返します。
食べている間にガイドさんが車を手配してくれました。(車はその都度手配が必要で、つかまったタイミングで乗らないと時間をロスしてしまうとの事)
港へ戻ると船の時間が差し迫っているとの事でしたが、なんとか15分だけ自由時間をもらってお土産屋さんを覗いたり、写真を撮ったりしました。
島でしか買えないというカプリウォッチのショップ。
【カプリ島のお土産】
お土産はレモングッズが満載でした。
定番リモンチェロ(リモンチェロはいろんなとこで買えますが、売っている場所によってボトルに地名が入っています!カプリロゴのボトルが欲しい場合は島で買うのがおすすめです✰)やレモンモチーフのカワイイグッズ、レモンのお菓子など。
個人的にはレモンモチーフのキッチンツールや調味料入れがとても気に入りました。
マグネットや栓抜きなどはナポリでも買う事ができ、島で買うと少し割高です。
小さいお店ばかりですが、クレジットカードも使えました。
【まとめ】
時間が読めない分、後半は慌ただしくなってしまったツアーでしたが、総じて満足度は高かったです。
なんと言っても洞窟にきちんと入れた事は大きいです。
長時間待った挙句洞窟にも入れない、というケースも結構多いようです。
運次第ですね。
青の洞窟見学は、船の手配が自分では難易度が高いと感じた為、イタリア語が堪能だったりしない限りツアーでの参加がおすすめだと個人的には思いました。
今回私達が参加したのはMYBUS主催のツアーで、1人100ユーロでした。
船代、ランチ代、車代全部込みでこの金額なら十分だと思います。
ランチコースだけでも普通にオーダーしたら30ユーロくらいは普通にかかりそうです。
レストランも車も自分で手配したらその都度チップも発生しますし、その点からもツアーはお得で楽だなと思いました。
注意点としては、乗り物酔いする人は薬は多めに、前日は十分な睡眠を取って体調を万全にしていく必要がありますので、その点だけは気をつけないとですね。
日差しが強いので、モーターボートは屋根の下の席を取らないと、熱中症の恐れがあるのでそこも注意が必要です。
運次第で難易度も高めの青の洞窟ですが、一見の価値はある美しさでした。
スポンサーリンク
スポンサーリンク