トントン拍子

太った猫(メインクーン11歳)がお届けするお役立ち情報発信ブログ。中の人ふたりで書いてます。

【収入・残業時間・労働環境】外資系メーカーで働き始めて1年経ったので、日系メーカーとの違いをまとめてみる

 

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日系機械メーカーから外資系ヘルスケアメーカーに移って1年経ったので、収入、残業時間、労働環境など日系メーカーとの違いをまとめてみました。

外資系企業といってもコンサルや銀行ではなく私が勤めているのはメーカーです。

もちろん、外資系メーカーと一口に言っても、会社によって色々だと思うので、あくまで一例として紹介します。

収入

給与は年俸+インセンティブ+残業代です。

会社によって違うと思いますが、年俸の12分の1が基本給で家族手当や住宅手当などはなく、賞与もありません。賞与の代わりに年に1度インセンティブが支給されます。

その分、基本給が高いです。ヒラ社員でも残業なしで月給50万円とかザラです。

それに比例して、残業単価も高いです。

 

同じ年収600万でも、基本給が違えば残業単価は大きく変わってきます。

ざっくり計算すると、1時間あたり1,000円以上高いです。

 

基本給:30万円+諸手当:7.5万円+賞与:5ヶ月の場合

残業単価:30万円÷(8時間×21日)=1,785円です。

 

基本給:50万円の場合 

残業単価:50万円÷(8時間×21日)=2,976円です。

 

子どもも小さいので、残業はなるべくしたくないですが、海外との会議などでやむを得ず残業が発生する場合もありますが、これくらいもらえるなら良いかなとも思います。

 

インセンティブ

わたしの場合、バックオフィスなのでインセンティブは年俸の5〜10%程度です。

 

営業はチーム予算と個人予算があり、どちらも達成すると、100万以上のインセンティブとなります。どちらか片方達成でも50万以上のインセンティブです。

予算超過度合いにより、インセンティブは加速度的に伸びていき、120%くらい行くと300万以上になります。

逆に予算達成出来ないと0です。

 

昇給

昇給は年に1度です。

私には売上といった明確な数字がないため、上司のさじ加減によります。

これは日系企業の時と変わりません。

昇給率は年俸の0〜4%で、2%台が多いです。

前職だと、役職が付かないと大きくは上がらなかったのですが、今は役職そのままでもそこそこ上がります。

 

役職と給与テーブル

役職によって給与レンジが明確に異なります。

 

Specialistは、いわゆる一般社員です。

大して専門性がなくてもSpecialistです。

会社によってはAssociateという名称だったりします。

 

Specialistの上がSr.Specialistになります。部下なしの管理職です。

ここから、残業代がつかなくなるため、残業が多い人や休日出勤の多い人はSpecialistから昇格すると、年収が下がることがあります。

 

Managerが課長や部長に当たります。

Managerは管理職とはいえ、実務を抱えている場合がほとんどです(Playing Manager?)。

とはいえ、Managerの忙しさは、部門によりけりです。

毎日定時に上がる人もいれば、遅くまで残る人もいます。

 

Directorは、日本の企業でいう取締役で、このポジションになると、海外出張や海外との会議が極端に増えます。

個室が与えられますが、皆さん扉を開けっ放しにしています。

扉が閉まっている時は、打ち合わせ中です。

フロアで一番遅くまで残っているのが、Directorです。

フロアマスター!

 

インセンティブにもよりますが、給与レンジはざっくり下記のような感じです。

ちなみに、新卒で入って数年頑張って結果を出すよりも、競合から転職して入ってきた人の方が給与が高いことはよくあります。

 

Specialist  500万~700万+残業代

===ここからは残業代が付かない==

Sr. Specialist 700万~1,000万

Manager 1,000万~1,200万

Director     1,200万~1,500万

 

離職率、リストラ

外資系というと離職率が高いとか、リストラが頻繁に行われるといったイメージがあるるかもしれません。私も入社前は早々に結果を出さないと、会社に居ずらくなると思っていましたが、メーカーの場合、決してそんなことはありません。

内勤に限って言えば離職率は通常2%くらいだと思います。

内勤は部門ごとに人数が決まっているので、欠員補充以外の募集はありません。

ちなみに、欠員が出た場合、社外だけでなく社内からの応募も可能です。

内勤で怖いのが買収です。

外資系メーカー(特にヘルスケア業界)は、買収がとても盛んです。

買収した(された)場合、内勤ではポジションがダブる可能性がとても高いです。

ただし、ポジションがダブった場合、できる人が辞めることが多いです。

転職後、より大きな会社、より良いポジションに就いている人をよく見ます。

 

営業は10%を超える離職率です。

営業の離職率が高い原因は、多忙な業務、競合への転職などによるものだと思います。

当社に限らず外資系ヘルスケアメーカーの営業職は、人手不足なので経験者であれば、転職のたびに給与が上がっていきます。そのため、数年で辞めていく人が結構います。

なかなか人材が集まらず、未経験者も採用しているのですが、残念ながら短期間で辞める方も多いです。 

 

残業時間

完全に部門によりますが、バックオフィスの場合、平均20時間前後だと思います。

 

勤怠は自己申告制で、オンラインで出勤・退勤を打刻します。

特長的なのが、定時後だけでなく定時前も残業としてカウントされる点です。

私はほぼ毎日定時に上がっていますが、朝1時間くらい早めに出勤しているので、毎月20時間ほど残業がついています。

 

ちなみに海外との会議はWeb会議システムを使っているので、家から参加することができます。

 特にアメリカとの会議だと時差の関係で夜10時以降の開始になるので、家から参加できるのはとても便利です。家から参加した場合も、会議の時間分は残業代が出ます。

 

英語

外資系企業とはいえ英語を使わないポジションもあるにはありますが、社長メッセージは英語で届きますし、海外からの来客も多いので、まったくダメだとつらいと思います。

難易度

そして英語を使うといっても、難易度に差があります。

一番楽なのがメールで、即座に反応する必要もないので、回答を考えたり調べる時間があります。意図にあった言い回しを探す時など、DMM英会話のサイトを重宝しています。

eikaiwa.dmm.com

 

次がチャットで、すぐに反応する必要はありますが、短文でやり取りできるので、比較的楽です。相手の言っていることが文字として出てくるのは大きいです。

 

ここから難易度が上がって、対面での会話です。

リスニング能力が求められますが、表情や仕草が見えますし、会議テーマをしっかり頭に入れておけばついていけます。

 

次が電話です。

音が途切れたり、ノイズが入ったりすることもありますが、相手の話し方に慣れればなんとかなります。

 

一番厄介なのが、複数人での電話会議です。

電話会議の場合、日本、アメリカ以外の国からの参加者がいることも多く、特にインド、シンガポールの英語が驚くほど聞き取れませんでした。また、複数人いると人によって話すスピードも様々で、早口の人の英語は未だに聞き取れません。

また、1対1の場合は相手も手加減をして話してくれることが多いですが、ネイティヴメインの会議で話がヒートアップしてくるともはや理解不能です。

 

英語の勉強法

言いたいことを言うのは比較的簡単です。難しい単語は必要なく、中学校で習うレベルの単語に言いたいことを置き換えれば伝わります。

文型もSVOとSVCメインで話せば大丈夫です。

どちらかというと、言いたいことをシンプルな表現に言い換える必要があるので、日本語力の方が問われます。

あとは、よく使う定型表現を覚えておくと、便利です。

実際に私が読んだなかでオススメの本はこちらです。

 

 

 

リスニングは永遠の課題です。

フツーに暮らしていると英語を聞く機会がないので、リスニング力はすぐに落ちて行きます。

短時間でも良いので、毎日英語を聞くことが大切だと思います。

教材としては、ジブリ映画の英語版やフレンズなどがオススメとされていますが、私は通勤時にTOEICのリスニング教材をシャドーイングしています。

TOEICのリスニングは、ビジネス場面がテーマになることが多いので、ビジネス英語を学ぶのには良いと思います。

 

 

モチベーション

これまで、英語の勉強をしても、往々にして続きませんでした。

ところが、会議などで上手く聞き取れなかったり、伝えられなかったりするなど、やらざるを得ない状況になる度に意欲が湧いてきます。

英語を学ぶために外資系に入るのもありだと思います。

 

労働環境

よく言われることですが、ドライです。

業務分担がはっきりしているため、同じ業務を分担してやることはありません。

そのため、相談するとしても、社内ではなく外部業者となります。

必然、個人でもつ裁量・責任も大きくなります。

 

また、拘束時間に関する意識が高いため、会議は基本1時間以内で予定時間を超過することはありませんし、国内では定時後に会議が行われることはほとんどありません。

前職の頃は予定通りに終わる会議が少なく、21時会議開始→23時終了など、頭が回らない時間に設定されることも多かったので、私にとってはこれがもっとも大きなメリットかもしれません。

 

業務外に関して言うと、部門での飲み会は年に1回しか行われませんし、上司や同僚と付き合いで飲みに行くことは全くありません。

子供が小さい今、飲み会が少ないのはとても助かります。

 

まとめ

外資系と日系どっちが良いかと聞かれると、今なら外資系と答えます。

これは、私が働いているのが、外資コンサルや投資銀行などではなく、メーカーであるところが大きいです。

外資系メーカーの場合、業務に関する知識と人に流されず自分でやり遂げる意志があれば、残業も少ないですし、働きやすい環境だと思います。

ポジションによるところも大きいですが、学ぶ意欲さえあれば、現時点での英語力を気にする必要はありません。

日系の大手メーカーよりも、外資系の大手メーカーの方が入社ハードルは低いので(人間性ではなく、ポジションにマッチするスキルがあるかどうかが重視されます)、興味があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

外資系への就職・転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。