妊娠・出産

【妊活中の方必見!】風疹の予防接種を受けに行ってみた

f:id:tonton0601:20160127061948j:plain
2013年に大流行した「風疹」の予防接種に行ってきました!
昨年放送された産婦人科ドラマ「コウノドリ」でも、妊娠中に風疹にかかった親子をテーマに描かれていたこともあり、妻の妊娠前に受けなければという意識が高まっていました!
「風疹」のなにが問題かというと、20〜40代の妊娠可能な男女に罹患率が高いという点です。これは、風疹ワクチン接種を受けていない世代がいるからです。
そういえば、風疹の予防接種なんて受けたことないかも?と思い、風疹の予防接種についても調べてみました。

 風疹ワクチンを接種していない世代がいる

風疹ワクチン接種は1976年から始まり、1977年から女子中学生に対する集団定期接種が始まりました。つまり、女子だけです。
その後、予防接種法の改正にともない、集団定期接種が中止された時期もありました。医療機関での個別接種という形になったため、ワクチン接種率の低い世代もいます。
特に接種率が低いとされるのが、1979年4月2日から1990年4月1日に生まれた男女です。
1984年生まれの私は見事この世代に当てはまりました!
風疹は「三日はしか」と言われ、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどがみられますが、3〜4日で症状はおさまります。
では、風疹のなにが危険かというと「妊娠中に風疹にかかると胎児にも感染してしまう」ことです!

風疹が妊娠に与える影響

妊娠中に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児にも感染し「先天性風疹症候群」をもたらします。
先天性風疹症候群の主な症状は、「目が見えない(白内障や緑内障、網膜症)」、「耳が聞こえない(難聴)」、「心臓に奇形が出る」です。これ以外にも、糖尿病や肝機能障害、発育遅延などの症状もあります。妊娠初期にかかると発症すると言われていますが、妊娠後期だからといっても安心できるわけではありません。実際に妊娠後期の感染でも同様の症状が起こる可能性があります。

風疹ワクチンはいつでも打てるわけではない

じゃあ、すぐにワクチンを打ちに行こうと思っても、いつでも風疹ワクチンを接種できるわけではありません。
風疹ワクチンは 妊娠していないことが明らかでない限り接種することができません。
これは風疹ワクチンが「生ワクチン」だからです。
ワクチンには「不活化ワクチン」と「生ワクチン」があります。不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺して毒性をなくし、免疫に必要なものをとりだしたものです。一方、生ワクチンは細菌やウイルスの毒性を弱めたもので、病気にかかった状態にし、免疫力をつけるものです。
「生ワクチン」なので妊婦が接種すると胎児にも影響が出る可能性もあり、妊娠の可能性がある女性は接種できません。
また、接種後2ヶ月間は妊娠できません。

妊婦のパートナーは是非予防接種を!

仮に奥さんが妊娠している場合、旦那さんが風疹にかかると、奥さんだけでなく胎児にまで感染する可能性があります。
妊娠を計画している夫婦、妊娠中のパートナーがいる方は是非予防接種を受けましょう。

風疹予防接種は助成金が出る

自治体によって風疹の予防接種には助成金が用意されています。
私の住んでいる横浜市では、風疹の抗体があるかどうかの検査は無料、風疹の予防接種は3000円程度で受けることができます。
市区町村指定の病院に予約するだけで、簡単に予防接種を受けることができました!
気になる方は是非一度調べてみてください!
ちなみに今回私は麻しんと風疹の混合(MR)ワクチンを接種しました。麻しんも抗体がない状態で妊娠してしまうとのは危険なので、妊娠前に抗体を作っておくのが望ましいですね。
今回の予防接種、実質の負担額は、¥3,800でした。
予約の際は、「公費のワクチン希望」ときちんと伝えておくとスムーズです。

 予防接種をしても抗体ができていない場合も

気をつけなければいけないのが、抗体ができにくい体質の場合です。
私は一度目の予防接種を受け安心していたら、その半年後くらいに検査を受けた際、16倍という結果でした。
これは、現在の基準だと、抗体はあるけど十分ではない、という事になるようです。
結果、もう一度予防接種を受けました。
このように、抗体ができにくい場合もあるみたいなので、注意が必要ですね。

まとめ

風疹は予防接種を受けることで、対策できます。妊娠は様々なリスクを伴うので、未然に防げるリスクに対してはしっかりと対処していきたいですね!