扁桃腺手術

【扁桃腺切除手術体験談】やってみたらこんな感じでした~⑤術後経過と費用などまとめ~

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扁桃腺手術ブログ、いよいよ完結編です。
長々続けてきましたシリーズですが、術後1年間の回復状況も含め書いていきたいと思います!

過去ブログはこちら。

関連ブログはこちら。扁桃周囲膿瘍で入院した際のブログ。

この時の入院の病院食まとめ。

【入院5日目(術後3日目)から退院まで】

前回が入院4日目まで書きましたので、続きから。
この辺りから発作的な咳が出るようになり、咳止めを処方してもらいました。
幸いにも懸念していた術後3日目、4日目の急激な痛みや出血といったものはなく、順調に回復していきました。
先生に念のため、「出血したらどうなりますか?」と聞いたところ、「喉を焼いて出血を止めます」という恐ろしい回答が返ってきたので出血しなくてほんと良かったです。
出血すると退院も延びる可能性があるようです。ただでさえ9日間の入院て結構長いのに、これ以上長引くのは嫌ですね。

●入院中の回復具合

食事ができるようになってからは、日々回復を感じる毎日でした。
やはり人間、睡眠と食事は必須なのだと実感。
舌の腫れと口角の切れに毎日せっせと薬を塗り、毎日鏡でチェックしていたのですが、日々少しずつ良くなっていくのが見てわかりました。
喉にできた瘡蓋が剥がれる時が痛い、というのをネットで以前読んだのですが、そういう特別な痛みもさほど感じませんでした。
ただ、痛み止めは退院まで毎食前に必ず飲むようにしました。
さらに夜中痛みが出るのが心配だったので、寝る前にも一応許可をもらって結果的に1日4回飲んでいました。

●入院中の過ごし方

点滴が術後3日目に無事はずれ、シャワーも解禁。急激に快適さが増していきます。
食事は相変わらず固いものや刺激物、酸味が強いものはダメですが、かなり時間がかかるものの結構しっかり食べられるようになっていきました。(退院までずっとお粥でした)
ただ、飲み物が結構むせます。
1人病室で、ストローで少しずつ飲み、ちょっと飲んではゲホってなってそれでも必死に飲む姿はなかなかかわいそうです。
一番のごちそうはやっぱりプリンでした。あの喉に優しく甘い感じ、たまりません。
しゃべりも日々回復していきました。大きい声は出せないものの、退院までにはしっかりコミュニケーションが取れる程度には回復しました。喉に力が入らないせいなのか、あまり喉が開かないせいなのか、イントネーションが若干おかしくなってしまうのにはちょっと困りましたが・・。
飲食としゃべりに問題はあるものの、体は順調に回復してきて結構元気な為、入院後半は洗濯したり、院内や庭を散歩したり、あとは本を読んだりテレビを見たり、となかなか快適に過ごしました。
縫ったところは自然に溶ける糸を使用していたので、抜糸もありませんでした。

●費用

今回の扁桃腺切除手術にあたっての入院、手術費用ですが、高額医療費制度を事前に病院に申請しておいたので、
自己負担額¥80,100+食費と差額ベッド代9日分で合計支払額が¥106,246でした。
入院日数がそれなりに長かったのと、手術のお見舞金が医療保険でおりたので、入院日額¥10,000×9+手術見舞金¥50,000の計15万円を保険金として受け取り、今回は黒字でした。
高額医療費制度の申請は2通りあって、事前申請と事後申請があります。
事前の場合は限度額認定証を前もって病院に提出しておくと、窓口での支払が自己負担限度額のみになります。会社員なら会社で申請し、後日郵送してもらえます。
日赤は入院時にこの書類がないとダメでしたので、入院日から一週間くらい余裕を持って申請しておくのが良いと思います。
事後の場合は、領収書など必要な書類を用意して後日支給申請をします。

 【退院直後】

退院直後はまだまだいろいろ思うようにいきません。
個人差があると思いますが、個人的にダメだったもの、苦労したものを書いていきます。

*炭酸飲料NG

12/23に退院した為、翌日がクリスマスイブでした。
お酒はダメなのはわかってたのですが、それならお子様シャンメリーで気分だけでもと思い退院した日にチャレンジしてみました。
一口飲もうとして口に入れた時なんとも言えない喉の閉塞感を感じ、これはダメだと悟りました。1週間くらいは控えた方が良さそうです。

*熱い飲み物NG

熱い飲み物もしばらくダメでした。
目安として退院後2.3週間後くらいから飲めるようになりました。寒い日にカフェでお茶してアイスをオーダーする切なさを味わいました。

*辛いものNG

わかってても食べたかったんです。
退院の一週間後、お酒を解禁したついでにキムチを一口食べ(しかもすごいちょっと)またしても喉のものすごい閉塞感におそわれました。それはもう飲み込めないかと思うくらい。
辛いものは一ヶ月くらい控えた方が良さそうです。

*うがいができない

退院しても引き続きうがいができません(できないのはガラガラペってやつです)。なぜならうがいをすると鼻から水が出てくるからです。
これは1ヶ月くらい続きました。

*大きい声が出せない

しゃべりずらさもしばらく続きます。
看護師さんや家族としかしゃべっていない時は気づかなかったのですが、退院の2日後、会社に行ってみて自分がいかにしゃべれてないかを実感しました。
仕事上の電話や会話は身内とぼそぼそしゃべるのとはわけが違います。
大きい声が出せない状態は一ヶ月くらい続きました。
これはかなり個人差があると思います。咳があまり出なくて、尚且つ積極的にリハビリをすればある程度のスピードでしゃべりは取り戻せると思います。

【喉の違和感】

これはかなり長期戦です。
喉に何か引っかかっているような感じがずいぶん長い期間続きました。
術後2ヶ月経ってこの違和感がどうしても気になり、腫れてたりしたら嫌だなと思って耳鼻科で診てもらいましたが、特に異常なし。縫ったせいで引っ張られる感じが後々出てくる事もある、と言われましたが、そのうちに治るとの事。
結局段階を踏んでだんだん違和感は収まりましたが、半年以上経っても喉にピーナッツが挟まっているような感じが消えなくて不安を感じました。
術後10ヶ月くらいでようやく違和感がなくなった感じです。

 【咳との戦い】

これが一番きつかったです。
入院中から咳が出始め、それほどの頻度ではないのですが、たまに発作的に出る咳がちょっとしんどいなと思って咳止めを処方してもらっていました。
この咳は何日かで一旦良くなったのですが、退院一ヶ月後くらいから本当の戦いが始まりました。
「扁桃腺もうナイし」とちょっと安心して仕事を少し無理をしていたところまんまと体調を崩し、熱が出てしまいました。喉を急に酷使したのも悪かったのか、ひどい喉の痛みと高熱でインフルエンザかと思いましたが、結果風邪でした。
扁桃腺がないのに喉が痛いのってなんだか変な感じです。首を触っても扁桃炎の時みたいにリンパ腺は腫れていないんです。
すぐに病院に行き、幸い熱はすぐ下がったのですが、ひどい咳がなかなかおさまりません。
体調を崩した一週間後がちょうど術後の診察日で(正確には退院の3日後に術後検診を受けた時、アレルギー検査をしたのでその検査結果を聞きに)日赤の予約が入っていたので、一応先生に診てもらいました。
(ちなみにこの時病理結果も教えてもらいました。具体的に、取った扁桃腺にどのようなバイ菌がいたのか、や取った扁桃腺の大きさなど。基本的には退院後は問題なければ一度検診を受ければ良さそうです。)
あまりにも咳がひどいので、何か手術の影響があるのか気になって聞いてみたのですが、ただの風邪の影響との事。
扁桃腺がなくなった為、気管支にダイレクトに来ているみたいです。
気管支が弱い人は、注意が必要ですね。
酷い咳はかなり時間をかけてゆっくりと回復しました。
体調を崩してから最初の2週間くらいは、かなりの頻度で重い発作的な咳が出ていて、本当に苦しかったです。
だんだん頻度が減っていくものの、一度出ると発作がなかなか収まらず、吐いてしまうんじゃないか、というくらいひどい咳に苦しみました。(実際吐いた時もありました・・。)
水を飲んでもおさまらない咳だったので、個人的に咳に即効性を感じたのど飴を常に持ち歩き、咳が出そうになった時や出てしまった時の応急処置として重宝していました。
朝の満員電車はとても恐怖で、いつも咳が出ないかヒヤヒヤし、電車に乗る前に必ずのど飴を口に入れるようにしていました。
だんだん頻度は減っていくものの、結局3ヶ月以上咳に悩まされました。
ほんとつらかったです。
マスク、のど飴、タオル(咳が出た時音を静める用)は3ヶ月間毎日の必須アイテムとなりました。

【アレルギーとの関連】

元々ひどいアレルギー体質で、花粉症などの症状は出ないものの、杉やひのき、ハウスダストに動物などあらゆるアレルギー物質のほとんどが6段階中MAX数値の6でした。
扁桃腺の手術をするとアレルギーがよくなる、という噂を聞いて退院3日後の検診の際アレルギー検査をしてもらいました。
結果はというと、残念ながら全く数値に変動はありませんでした・・。
先生は、「手術直後だから数値に変動がないだけかもしれない」とも話していたので、時期をみてまた再検査してみようかと思います。
検査費用は基本項目の採血検査で¥5,000でした。
このひどいアレルギー体質が、ひどい咳の原因にもなっていた可能性があります。
内科でも耳鼻科でも原因がわからず、通っていた皮膚科がアレルギー科もやっていたので先生に相談したところ、アレルギーが原因の可能性がある、と言われ、当時実家に帰る時だけ飲んでいた(実家に帰る時だけアレルギー症状が出ていた為)アレルギーの薬を毎日飲むようにしました。
薬は2種類で、タリオンとオノンです。気管支ぜんそくにも処方されるアレルギーの薬みたいです。
これを毎日飲むようになってから咳の症状が緩和されてきたので、風邪に伴ってアレルギーを併発した可能性を感じます。
それにしてもひどすぎますが。
この後はいまのところひどい風邪や咳に悩まされる事もなく平和に過ごしていますが、また冬になり風邪をひきやすい季節になったので、内心ドキドキしています。
ただ、ちょっと疲れて扁桃腺が腫れる、急性扁桃炎で高熱が出る、とかの心配がないので、その点はやはりうれしいですね。
アレルギー体質や気管が弱い人は、扁桃腺手術を受ける前に耳鼻科とアレルギー科の両方にその辺も相談してみた方が良いかもしれません。

 【まとめ】

以上長くなってしまいましたが、扁桃腺手術ブログ、これで終了です。
手術を受けようか迷っている人の役に少しでも立てたならうれしいです。
私の場合はアレルギーのせいもあって咳に苦しみましたが、扁桃腺は取って良かったと思っています。
ちょっとの風邪=扁桃炎に発展という恐ろしい展開にびくびくすることもなく、扁桃腺に生活のペースを乱される事がないのはなんとも言えない安心感です。
また何か思いついた時には続編を書きたいと思います。